コラム

時代家具の魅力や修復について語ります。

お洒落な蔵戸活用術【蔵戸ドアー】

家具修復の技術 / 2015.08.31

前回のコラムでは蔵戸や板戸・格子戸といった重量のある建具を比較的軽く安全に安定的にご使用頂くための方法を投稿させて頂きました。これは板戸や蔵戸が本来の使用方法と言いますか、昔ながらの敷居鴨居に加えて、Vレールなどの多様なレールを動くことで更に動きを軽くスムーズにさせていくことを重視した作業方法になります。
今回は昔の使われ方を忘れ、現代的なドアとして甦らせる為の方法です。蔵戸ドアや板戸ドアさらには格子戸ドアと基本的な引き戸であれば何でもドアとして活用していきます。

1.重量物対応の蝶番を使用します。
耐荷重に注意してまた枚数を調整します。

2.ドアノブを本体に施工します。
無垢の時代建具の場合、中が空洞のフラッシュの建具と異なり中身まで無垢材です。更に大切なホゾ組み部分は避けなければなりませんので注意深く加工が必要になります。框枠が細いドアノブのシリンダー部分が収納できない等の問題も生じます。しかしその点は解消可能ですのでご安心ください。

3.必要に応じて鍵も施工します。
蔵戸や格子戸本体にドアノブと共に施工いたします。

上記の作業を経て個性豊かな素晴らしい蔵戸ドアや板戸ドアが誕生します。



重厚なリビングのドアやその他個室の板戸や蔵戸のドアはいかがでしょうか。
大変見事な作り込みですので、お洒落な和モダンの空間が生まれる事間違いなしです!!


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